羽状筋と紡錘状筋について

筋肉は大きく「紡錘状筋(平行筋)」と「羽状筋」とに分けることができる。

紡錘状筋は筋肉が長軸方向に対して並行かつ直線的に並んでおり、速いスピードで収縮することができる。代表的な紡錘状筋は上腕二頭筋や大胸筋である。
対して羽状筋は筋肉が長軸方向に対して斜めに並んでおり、より多くの筋繊維を配置できる構造となっている。そのため、強いパワーを発揮することができる。代表的な羽状筋は上腕三頭筋や大腿四頭筋、腓腹筋である。

紡錘状筋は大きく収縮・伸展が可能であり、収縮・伸展のスピードが速いが疲労しやすい。
羽状筋は、大きな筋力を発揮でき、またスタミナもある。
という特徴がある。

紡錘状筋は高重量よりも可動域全体をつかい、しっかりと収縮・伸展させることが肥大には有効で、また疲労しやすいため、あまりハイボリュームのトレーニングはオーバートレーニングの危険がある。
一方、羽状筋は強い力を発揮できるため、高重量のトレーニングが適している。またスタミナもあるためある程度のセット、種目数が肥大させるためには必要となる。

羽状筋上腕三頭筋・大腿四頭筋・肩中部・ヒラメ筋
紡錘状筋上腕二頭筋・大胸筋・肩前部と後部・広背筋・僧帽筋・ハムストリングス
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